要件定義とは?

要件定義は3段階と3種類で決める

ITパスポート用語集ストラテジ系


ITパスポート試験の中でも、ストラテジ系の「3.システム戦略」が含まれるシステム企画の分野は4〜10問と出題範囲の多い内容です。

ITパスポート用語集 システム企画

今回は、システム○○という用語には必ずといっていいほど使われる要件定義についてまとめてみます。

要件定義の定義

要件定義


要件定義とは、システムで実現する機能や性能を決める作業です。

参考:『改訂2版 この1冊で合格! 丸山紀代のITパスポート テキスト&問題集』丸山紀代 p126〜p127


要件定義は3段階?3種類?

ステージ別の要件定義

要件定義には、実施する流れ(プロセス)で3段階、対象と機能別に3種類存在します。

要件定義の3段階のプロセス

要件定義のプロセスは、利用する人たちの要求を集める「調査」、集めた情報を整理する「分析」、さらに利用する人の業務に必要な要件を絞り込む「定義」の3段階を経て、必要な機能と機能以外のものに分けられます。


3種類の要件定義

要件定義には、業務要件定義、機能要件定義、非機能要件定義の3種類があります。
業務要件定義は、業務マニュアルなどから「月末の業務フローでは新規入会の顧客情報を番号順に並び替える」など、業務フローを見える化して整理する作業です。
機能要件定義は、「新規入会の顧客情報を番号順に並び替える」など業務要件のために必要な機能を整理する作業です。
非機能要件定義は、実際に利用する機能以外の要件定義です。
非機能要件定義には、稼働時間や停止などのスケジュールを管理し利用したいときに利用できる可用性、処理件数や許容範囲を示す性能・拡張性、バックアップやユーザー監視の方法でもある運用・保守性などがあります。



要件定義のまとめ


要件定義は、システムで実現する機能や性能を決めるため日常の業務を「見える化」する作業ともいえます。
実施する流れのプロセスでは、「調査」「分析」「定義」の3段階、対象と機能別に「業務要件定義」「機能要件定義」「非機能要件定義」の3種類があります。


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