システム開発プロセスとは?

システム開発プロセスの5つの工程とシステム開発モデル

ITパスポート用語集ストラテジ系


ITパスポート試験の中でも、ストラテジ系の「3.システム戦略」が含まれるシステム企画の分野は4〜10問と出題範囲の多い内容です。
システム企画の用語は概念のような抽象的な考え方の出題ですが、システム開発プロセスに関連する用語は、テクノロジ系にも関係する具体的な方法が含まれています。

ITパスポート用語集 ストラテジ系  システム戦略

今回のITパスポート用語集では、システム開発プロセスの工程をまとめさせていただきます。

システム開発プロセスの定義

システム開発プロセス


システム開発プロセスは、あるシステムを開発してから運用するまでの工程(プロセス)です。

参考:『改訂2版 この1冊で合格! 丸山紀代のITパスポート テキスト&問題集』丸山紀代 p130〜p132


システム開発プロセスの流れと位置関係

システム開発プロセスの流れ


システム開発プロセスは、5つの決まった作業工程があります。
また、似ている単語のシステム開発モデルとの関係も覚えておきたいです。

システム開発プロセスの流れ

システム開発プロセスは①要件定義、②設計(外部・内部設計)、③プログラミング(コーディング)、④テスト、⑤運用・保守の順に進みます。
①要件定義は、システムのライフサイクルでも触れた内容で必要な機能を要件として定義する工程です。
システムの品質特性(機能性、信頼性、使用性、効率性、保守性、移植性)を指標にユーザーの合意を得る段階でもあります。
②設計は、ハードウェアとソフトウェアの設計に別れています。
ハードウェアの設計では、システム方式設計が行われ非機能要件を満たす性能を設計します。
ソフトウェアは、機能要件を満たすソフトウェア方式設定、業務のプログラムのソフトウェア詳細設計の順序で行われています。
③プログラミングは、プログラム言語を入力することをコーディングと呼ぶことから、同じ言葉が使われることもあります。
ソフトウェア詳細設計に基づいて、要件定義された業務がプログラム言語で入力されます。
④テストは、作成されたシステムに誤りがないかを検証する単体テスト結合テスト
要件定義の性能を発揮するかのシステムテスト、実際の業務に沿っているかの運用テスト、ユーザー自身が行う受入テストがあります。
⑤運用・保守は、完成したシステムの運用開始後に不具合やビジネス環境の変化に応じてプログラムの集成や変更が行われています。


システム開発プロセスの位置関係

似ている単語のシステム開発モデルとの関係は、システム開発モデルの1つにシステム開発プロセスが含まれている大小の関係にあります。
システム開発モデルの中でも、システム開発プロセスの順序通りに進められる方法がはウォーターフォールモデルと呼ばれています。



システム開発プロセスのまとめ


システム開発プロセスは、あるシステムを開発してから運用するまでの5つの工程です。
工程は、①要件定義、②設計(外部・内部設計)、③プログラミング(コーディング)、④テスト、⑤運用・保守の順に進み、順序通り行われるシステム開発モデルの1つはウォーターフォールモデルと呼ばれています。



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