スパイラルモデルとは?

スパイラルモデルは利用者と隣同士で作り上げる開発モデル

ITパスポート用語集ストラテジ系

ITパスポート試験の中でも、ストラテジ系の「3.システム戦略」が含まれるシステム企画の分野は4〜10問と出題範囲の多い内容です。
システム企画の用語は概念のような抽象的な考え方の出題ですが、システム開発プロセスに関連する用語は、テクノロジ系にも関係する具体的な方法が含まれています。

ITパスポート用語集 ストラテジ系  システム戦略

今回のITパスポート用語集では、システム開発プロセスの7つのモデルからスパイラルモデルをまとめさせていただきます。

スパイラルモデルの定義

スパイラルモデル


スパイラルモデルはシステム開発モデルの1つで、システム開発プロセスの①要件定義、②設計(外部・内部設計)、③プログラミング(コーディング)、④テスト、⑤運用・保守をシステムの機能毎に利用者のフィードバックを受ける方法です。

参考:『改訂2版 この1冊で合格! 丸山紀代のITパスポート テキスト&問題集』丸山紀代 p136〜p139

スパイラルモデルの特徴、メリットとデメリット

スパイラルモデルの特徴


スパイラルモデルは、システムの「品質がまだ保証されていない」段階で利用者に確認してもらい、フィードバックを受ける特徴があります。

スパイラルモデルのメリット

スパイラルモデルは、すべての機能が完成する前に利用者に確認してもらうため、細かな仕様変更など臨機応変な対応ができるメリットがあります。


スパイラルモデルのデメリット

一方、分割した機能ごとに②設計と③プログラミングを繰り返す手間がデメリットともいえます。
一見、デメリットには見えていても完成品のシステムのイメージが湧かない利用者の場合、完成品を見て「思っていたのと違う」と捉えるかもしれず、全てを白紙にしてやり直すよりは手間がかからないのかもしれません。



スパイラルモデルのまとめ

スパイラルモデルはシステム開発モデルの1つで、システム開発プロセスの①要件定義から④テストまでを機能毎に繰り返し、利用者のフィードバックを受けながら完成を目指す方法です。
臨機応変な対応ができる反面、手間がかかる方法とされています。




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